伝えたい想いを「カタチ」に…
ミンガラーバー!(ミャンマー語のこんにちは)そして初めまして。
第4回ミャンマースタディーキャンプ
プログラムリーダーのアテたけしです。
[本名:竹内詩織さん]
ミャンマースタディキャンプは
参加者はもちろん、ミャンマー人青年、子どもたちと一緒に
ミャンマーという国の暖かさにふれながら、
内容の濃い9日間を過ごしてきました。
初めて子どもたちに出会ったのは、
現地の教会・シェアリングラブが運営している学校です。
*シェアリングラブとは?
現地ミャンマーの教会が行っている、スラムの子ども達への教育支援活動です。
正直、驚きました。
想像していた学校とはあまりにもかけ離れていたからです。
学校と言うよりも、一室。
その小さな空間で、元気いっぱいの子どもたちが、
キラキラの笑顔で、私たちを迎えてくれました。
小学校低学年から、さらに下の子どもたち。
彼らと一緒に日本語を学んだり、書道をしたりしました。
子どもたちはみんなそれぞれ「夢」や
「楽しいと感じること」を持っていて、
それを私たち日本人と一緒に筆で表現しました。
中には、キャンパーの似顔絵を書いて、
「上手でしょ?」と誇らしげに掲げている子がいたり、
日本語という文化に戸惑いながらも、
真剣に書道に向き合っている子どももいました。
[子どもたちが英語を書いてくれました♡]
最終日に子どもたちに向けてイベントをしました。
1日かけたミャンマー青年と日本人参加者の
ディスカッションを通じて、子どもに伝えたいことと、
子どもと一緒に「どんな時間を過ごしたいか?」を一生懸命考えました。
そこで決まったテーマ「Circle of Love」に込めた想いは、
「愛は希望や、夢や、楽しいこと、たくさんのものが詰まったもの。
それはみんなの心の中にあるもの。」
私たちはこれを子どもたちに、伝えたいと決めました。
[それを表現した絵がこちら。劇中もずっと飾っていました!]
その想いを伝えようと、現地のユースと協力して劇をやりました。
言語の壁や、うまくいかず、衝突することもたくさんありましたが、
それぞれが子どもたちへの想いを込めて、イベントを作ることができました。
[現地の青年と協力して完成させた劇を披露!]
子どもたちは真剣な眼差しで劇を見つめていて、
劇が終わり、みんなで一つになって歌を歌っている時に、
涙を流している子どもたちもいました。
[真剣な眼差しで劇を見ている子どもたち]
「子どもたちに、子どもらしい時間を過ごして欲しい」
という思いで始まったミャンマースタディーキャンプ。
私たちが子どもたちにできたことは本当にあったのか?
何もできなかったのではないか?と、疑問に思うことは何度もありました。
今この瞬間でさえ疑問に思うこともあります。
しかし、子どもたちと一緒に過ごした、
あの欠けがえのない時間は、笑い合い、涙を流しあったあの時間は、
たとえ一瞬だとしても確かにそこに存在しています。
私の心の中にも、参加者の心の中にも、ミャンマー青年達の中にも。
そして、子どもたちの心の中に存在していると信じています。
[最後は日本人参加者とミャンマー人青年と記念写真☆]