Hopeless to Hopeful ~CFFマレーシアコンサート報告~
こんにちは!
第16回マレーシアスタディツアー参加者のみうみです🌺
16年春にマレーシアスタディーツアーに参加して、そこからちょこちょこMCPでも活動させて頂いています。
(※MCPは、フリーマーケット等で資金を調達しマレーシアで暮らす移民の子どもたちの支援を行っている国内活動のひとつです。
CFFマレーシアの石鹸も売っています!気になる方は是非連絡ください)
今回は、11月に行われたCFFマレーシアのコンサートについて報告させていただきます!
2年ぶりに行われたCFFマレーシアのコンサート。
今回はなんと弦楽器の演奏も行うとのこと🎻
わくわくしながら会場へ向かうと、想像の何倍も大きなホールが!
今回のコンサートは収容人数2000人の大ホールで行われました!
帝国劇場より人が入るホールですよ!CFFマレーシア、凄い!
そんな規模埋まるのかな、なんて勝手に思っていたのですが、ミュージカル開演時には8割以上埋まっていました!
これだけの人がCFFマレーシアを支援してくださったり、関心を持ってくださっていると考えると、胸がいっぱいになります。
キャンプでホームステイをさせて頂いているおうちの方々や、
CFFマレーシアで働いていたスタッフの方々も見に来ていましたよ!
ミュージカルの前にCFFマレーシア代表の安部さんがスピーチをしたり、
CFFマレーシアの支援者の方々へお礼が贈られたり、
CFFマレーシアやCFFミャンマーのグッズ紹介が行われたりしました。
CFFグッズが購入できる休憩時間を挟み、いよいよミュージカルへ!
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【「HOPELESS to HOPEFULL」 ストーリー(パンフレットより)】
田舎で幸せに暮らしていた兄(リッチー)弟(ジャーラン)妹(ヒカリ)。
家族と幸せに暮らし、人生はいつでも素晴らしいと信じて疑わなかった彼らですが、両親の死をきっかけに、一時的に離れ離れに暮らすことになります。
リッチーは同じ田舎の村に住む親戚の家へ、
ジャーランは別の田舎の村に住む親戚の家へ、
ヒカリは街に住む裕福な親戚の家へと預けられました。
引き取る時から嫌そうにしていた親戚達は、彼らのことを1日中こき使い過酷な状況へ追い込みました。
彼らは夜になると月を見上げながら「いつかまた3人で会えますように」と願い、「きっとどこかで誰かが私達のことを見ていてくれる」と信じて働き続けます。
しかし暫くして、子どもたちはこの過酷さに耐えきれず失望(HOPELESS)してしまうのでした。
ある日、別々の村に住むリッチーとジャーランが偶然出会います。
そして二人は、過酷なこの状況から抜け出し、街へ出て妹を探そうと決心するのです。
やっとの思いで街にたどり着き、同じく過酷な環境から抜け出したいと思っていた妹と出会えた彼らは、再び3人で共にいられることを喜びあいます。
ただ、この幸せも長くは続きません。
お金を持たない3人は、街で生活することはできませんでした。
何日もまともに食事が取れず、お腹が空き、汚れまみれになってしまった3人。
彼らは疲れ果てて寝てしまうまで、お互いの腕の中で泣き続けました。
しかし、「僕らがいつも一緒でありさえすれば、僕らの夢が死ぬことはない」という希望を持ち、「喜びの歌」を歌ったのです。
その後、3人は不思議な力に導かれ、彼らに【尊敬】と【尊厳】を与えてくれる家に導かれます。
その家こそ、真の「喜び」に満ち溢れた家なのです。
彼らはそこで暮らし、再び希望に満ち溢れた日々(HOPEFULL)を過ごすのでした。
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ミュージカルの最後、CFFマレーシアの最年長であるマクスウェルが
「かつての自分はこの物語のように酷い環境で暮らしていた。
CFFマレーシアで暮らすようになってから心に平穏が生まれ、自分の人生には沢山の選択肢があること、声を発する権利があること、そして拒否する権利があることを知った。将来弁護士になってかつての自分と同じような境遇の人々を救いたい」
と自身の経験と将来の夢を語ってくれました。
そして、
「CFFマレーシアに来て、“希望”の本当の意味がわかった。
裕福でも貧しくても、希望そのものはこれまでの背景で自分を判断しない。
もし愛がなければ希望はあり得ない。
僕は愛されているからこそ、今、希望を持っています。」
という、本当に素敵な言葉でスピーチを締めてくれました。
スピーチを終え、チェロをセットしたマクスウェルは一人で「喜びの歌」を弾き始めます。
すると、あとに続くようにCFFマレーシアの子どもやハウスペアレント達が客席で演奏を始め、行進をしながら舞台にやってきました。
ミュージカルに出ていた3人も衣装替えを済ませ舞台に戻り、最後は全員で「喜びの歌」を演奏していました。
とても長くなってしまいましたが少しだけ感想を!
ストーリーは以上の通りなのですが、
所々で挟まれる映像がCFFマレーシアや「子どもの家」がある町で撮影されたもので懐かしい気持ちになったり、
子どもたちの歌声が本当に素敵だったり、
日本の教会からの参加者による賛美フラが観れたり、
子どもたちの演奏から一生懸命さが伝わってきて泣きそうになったりと、
感情を揺さぶられるポイントが沢山ありました。
そして何より、演じたり演奏をしたりしている子どもたちは勿論ですが、
観終わった後のお客さんの笑顔も表現しきれないくらい幸せそうで感動しました。
子どもの成長を感じて喜んでいる人、CFFマレーシアの軌跡や可能性を感じてワクワクしている人...
抱く感想はそれぞれ違うと思うので、お近くに今回のツアー参加者がいらっしゃれば是非聞いていただければと思います。
終演後、CFFマレーシアと日本人ツアー参加者とで1枚📷
本当に素敵なコンサートでした🌟
早くも次のコンサートの時、CFFマレーシアはどうなっているのかな?子どもたちはもっともっと大きくなっているのかな?などと考えてワクワクしています!