【ご報告】初のオンラインプログラム “at HOME スタディツアー”

こんにちは!
2020夏リーダーズ「ホロイムア」の菅原琴乃(ことの)です!
 
8月の土日5日間を利用し、CFF初のオンラインプログラムである、
“CFF at HOME(アットホーム)スタディツアー”を行いました。
その様子を報告させていただきます!
 
今年は新型コロナウイルスの影響により、
2020年春シーズンの3つのプログラムと
2020年夏シーズンの全てのプログラムが中止となってしまいました。
リーダーに立候補したときには、
このようなことになるとは想像もしておらず、
私たちの思い描いていたリーダー生活とは、
全く異なるスタートとなりました。

現地へ行けない悔しさや、
子どもの家の子どもたちに会えない悲しさ、
初のオンラインプログラムに対する不安など、
それぞれが様々な感情を持って始まったリーダー活動でした。

しかし、そんな中でも私たちのCFFや子どもたちに対する想いは変わらず、
「CFFの価値を届けたい、暖かさを伝えたい」という想いで、
オンラインプログラムを作り上げました。

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20夏リーダーズ“ホロイムア“。ことの:左奥

プログラムは全5日間で行われました。
参加者は45名、全員が学生で、
ほとんどがCFFのプログラムに初めて参加してくれました。

一日ごとに異なるテーマがあり、
多様性、戦争の歴史、環境問題、CFFの支援、
そして未来を築くことについて、みんなで学びを深めました。

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オンラインプログラムのディレクター、ジャパンスタッフ内海。 参加者には事前に資料を送付、1日ごとにテーマの封筒を開けていきます。

プログラムでは、マレーシアと中継を繋いで、
現地の方のお話を聞く機会があり、
実際に現地に行けない状況の中でも、
教科書に書いてある知識や大学の講義を超えた、アクティブな学びの場となりました。

 

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環境問題がテーマの日。現地で安部がゴミ山を案内中。

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多様性がテーマの日。市場を案内しながら、現地の人にインタビュー。

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戦争の歴史がテーマの日。マディン牧師によるピースセミナーの様子。

参加者さんからは常にチャットなどで質問を受けつけ、

時間の許す限り、リアルタイムで答えていただきました。

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「子どもの家」の元入所児童マックスウェル。

子どもたちもアシスタントとして登場。

 
現地中継のあとには、全体を6つのグループに分け、グループワークを行いました。

現地中継から学んだことを共有するだけでなく、日本から私たちにできることを考えたり、
受け入れることや愛について考えたりと、CFFらしいシェアの時間を作ることができました。

私のグループでは特に、マレーシアの戦争の歴史を学んだあとのシェアが印象に残っています。
メンバー同士で戦争の知識や教わってきたことに差があり、
戦争に対しての意識も異なることがわかりました。
しかし、その違いをそのままにしようとするのではなく、お互いの考えを受け入れようとする姿勢が見られました。
「マディンさんのように許し合い、お互いのことを受け入れていきたい」というシェアをしてくれた人が多く、
それからのグループワークではみんながみんなを受け入れられる、
とてもよい雰囲気で行うことが出来ました。

 

今回のオンラインプログラムは、1回のプログラムに対しリーダーが6人という、
普段のプログラムとは異なる体制でしたが、
リーダーごとにグループワークのやり方が異なったり、
各リーダーの伝えたいことがグループ内でしっかり伝えられたりと、
私たち自身がグループの意義を見出すことができ、
参加者さん同士の絆も深まり、とても有意義な時間となりました。

また、参加者さんからの声として、
「グループのメンバーが非常に寛容で受け入れてくれて、
ありのままの自分の考えや信じているものを理解してくれたこともすごく嬉しかったです。」、
「自分らしさを出すことが出来るグループだった。」など、
メンバー同士の関りが、シェアの時間をより有意義なものにしていたと感じました。

 

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ことの(上段真ん中)のグループメンバー。

前例のない初めてのプログラムということで、
自分たちのやり方が正しいのか、もっと伝えられることがあるのではないか、
と悩むことも多々ありましたが、
事務局さんやコアスタッフの皆さん、いつもリーダーズを応援してくれた皆さん、
プログラムの参加者さんなど、多くの人に支えられ、
リーダーズ6人で力を合わせてプログラムを成功させることができました。

 

このような状況であっても、
私たちが大切にしたい価値を届けることができたこと、
CFFの活動を絶やさず未来へ繋ぐきっかけになれたことが嬉しく、誇りに思います。

 

今回のプログラムが、参加者さんや子どもたち、
CFFの未来を輝かせるものであることを願っています。

 

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今回のオンラインプログラムを支えたリーダーズ、スタッフたち。