Kiroroプロジェクト報告 〜玉城千春さんがマレーシアに来訪されました〜
こんにちは、荒木智哉(ともや、MST2, 4L,6AD,PST18,元理事)です。
昔、MCP(マレーチルドレンプロジェクト)という国内活動チームで
「不法移民集落の子どもたちのために、Kiroroをマレーシアに呼んで希望を感じてもらおう」
という大胆な企画がありました。
そして今年3月、なんとKiroroのボーカル玉城千春さん御一行がCFFマレーシア、そして不法移民集落に来たという奇跡的な場に私は居合せることができました。
事の始まりは10年前、私がマレーシアスタディツアー第2回に参加した時のことでした。
フィリピンのミンダナオ島からマレーシアへ不法で入国してくる人たちが集まる林の中の集落へ訪れました。
不法移民集落と呼ばれています。
当時、ミンダナオ島では紛争などが相次ぎ治安がとても悪く、法を犯しても少しでも良い環境へ行こうとする人たちが少なくありませんでした。
もちろん不法なので、警察に追われたり、立ち退きで家を壊されたり
厳しい環境に住む人たちでしたが、そんな中、子どもたちの笑顔がキラキラしていたのに驚かされました。
そして、日本の青年、そこにいる人たち、子どもたちと共に、ある歌を歌いました。それがKiroroの「未来へ」。
なぜかわかりませんが、マレーシアに住む多くの人がこの曲を知っていました。
「ほーら、足元をみてごらん。
これがあなたの歩む道、
ほーら、前を見てごらん
あれがあなたの未来」
この歌を歌いながら、この子どもたちの現実をみると、とても残酷に思い胸が苦しくなりました。
それと同時に、意味はわからなくてもこの歌を歌う子どもたちの姿に、頭では理解できないような希望の光を感じました。
とても悲しく心が締め付けられる、
それなのになぜこんなにもあたたかく私の心は照らされているのか、そんな不思議な体験をしました。
そして日本へ帰国してすぐ、沖縄でKiroro玉城千春さんのライブがあるのを知りました。
私は、本当にかけがえのないものをもらったあの曲を歌うKiroroにとにかく感謝したいと思い、マレーシアでの出来事を綴った手紙とマレーシアの様子のミュージックビデオを持って沖縄まで行きました。
ライブのスタッフに
「千春さんに会えないか」
と聞いて、当然ダメでしたが、手紙を渡してほしいとお願いしました。
そしてライブを聴いていて、一番最後にあの「未来へ」が歌われました。
涙が止まらず「やっぱり直接話そう」と強く決意し、約2時間出待ちをし、なんと話すことができました。
ライブ前に私の手紙を読んでくれていて、マレーシアで「未来へ」が歌われていることを知らなかったと話してくれました。
あまり長い時間は話せませんでしたが、とにかく感謝を伝えていた自分がいました。
それから3年くらい経ち、当時CFFの活動を共にしていたMCPの人たちと、
「不法移民集落の子どもたちに少しでも希望を感じてもらうためにKiroroをマレーシアへ呼べるといいね」
という話が出て、手紙を事務所へ送ったり、会える保証もないのに沖縄へ行ったりしました。
様々な場所を訪問し情報を仕入れて、本人には会えなかったのですが、何とか千春さんのいとこにその手紙を渡すことができました。
それからは、その企画はKiroro次第ということで、成すすべがなく、歳月が経つにつれ次第に忘れていきました。
そんな折、CFFジャパンの代表理事の安部さん知人が、Kiroroのボーカル千春さんとママ友であることが昨年に発覚。
千春さんと安部さんの奥さんが実際に会うことになり、その流れでマレーシアのことを話したところ、私のことも覚えていてくれたことがわかりました。
そしてなんとお忍びでくることになったのです。
初めてのアプローチから10年経って、1つの実を結んだのです。
様々な人の存在を通して与えられたKiroro玉城千春さんのマレーシア訪問。
そしてライブ会場ではなく、不法移民集落という世から見えないようにされた場所で「未来へ」が本人によって歌われたこと。
その光景はあまりにも美しく、この出来事に関わるすべての存在が色を持ち、あの集落にいる人たち、子どもたちと1つとなり「ここに美しい虹が描かれている」そのような“よろこび”に包まれました。
私はある聖書の言葉が思い浮かびました。
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。植える者と注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります。」と神の啓示を受けたパウロが言っています。
まさしく様々な人を用いられ、あらゆるところから出会いや出来事が取り計られ、今回、小さく貧しい人たちが祝福された場が生まれたこと、計り知れない大きな恵みの中で私たちは無償で恵みをいただき、さらにその受け取った恵を自らが与え、シェアしていく、その働きに応じて祝福をいただいているだと感じました。
ここでは書ききれないことも多くあります。もっと話が聞きたい方、実際の映像が見たい方は、気軽にご連絡ください。
荒木智哉 avalon.cff@gmail.com
休学の最後に選んだ海外ボランティア
こんにちは!
第54回マレーシアワークキャンプに参加した宮川周平(しゅうへい)です!
今は社会人1年目で、建設コンサルタントの仕事をしています。
タイトルにもあるように私は1年半大学院を休学していました。(詳しくはお会いしたときに話しましょう!)
休学も終えようとした頃、CFFに参加しました。
現地で感じたこと、私の想い、長いですが読んでもらえたら嬉しいです!
*きっかけ*
私がCFFに行くことになったきっかけは
過去参加者の友達の話を聞いて行きたくてたまらなくなったからです。
でも不思議だったんです。
海外は未経験だったし、話を聞くまで海外に行きたい気持ちも全くありませんでした。
それなのに行ってみたくなりました。
4月から社会人、これを逃したらなかなか行けなくなる、そんな気持ちが強かったと思います。
でも、行くまで全然実感が湧かず、
海外に行って自分が何かするというイメージもつかず、
期待と不安を胸に抱えて出発を迎えました。
*障害者施設の訪問*
フーチンさんという方にお話を聞きました。
その方は環境を自分の力で変えていく信念や意志が強い方で、その生き様を聞いて
自分ももっと頑張らなきゃ!
という気持ちになりました。
そして障がい者を取り巻く環境がまだ十分ではないことを知りました。
*不法移民集落*
都市部にある小さな森の中で
ひっそりと暮らしていました。
こんなところで暮らしてるのか・・・衝撃でした。
3世代で住んでいて子どももたくさんいました。
そこでの1時間の自由時間 この時間はすごく迷いがありました。
どう遊んだらいいんだろう?どう接しよう?
何か怖さのようなものもありました。
もともと子どもと触れ合ったり遊んだりの経験がほぼなく、遊び方がいまいちわからないところがありました。
ゆっくりと遊びはじめて慣れかけたところで時間がきてしまいました。
何かモヤモヤしていました。
よし!このモヤモヤはキャンプでとろう!
そして自分の無力さも感じました。
目の前にある現状に対して何もできない感情。
これは忘れない、忘れたくない、
いつか必ずこの子たちがこの状況を抜け出すための力になりたい!
*ワーク*
「土を削って掘って運んで平らにする」
という単純作業。
そのなかにいろんなものが詰まっていました。
日に日にキャンパーそれぞれの個性が出てきて、
お互いへの声がけも増え、絆が生まれ、
日本人とかマレーシア人とか言語の違いとかを越えて、
互いが互いを思い合いながらワークするその時間・空間がたまらなく楽しく、
私たちはいつの間にかファミリーになっていました。
*シェア*
1つのテーマで自分、そして仲間と向き合って、
お互いの価値観、人生観、考え、想いをシェアする時間がすごく楽しかったし充実していました。
現地キャンパーからは「神様」という言葉が時折出てきていたことに生きている環境の違いを感じたし、
同じ日本人のなかでも、育った環境や経験してきたことの違いによって感情のベクトルは違っているんだなと思いました。
でも、否定することなく受け入れて、
シェアの密度を高めていって、
お互いのことを知っていく、理解していく、
それに伴ってキャンパー全体の雰囲気が良くなっていった感じがしました。
*ホームステイ*
ローカルキャンパーで参加してくれた子のお父さんが牧師さんで、そのご自宅へホームステイしました。
私たちを広い心で受け入れてくれて、
喜ばせようと 楽しませようと 知ってもらおうと
理解してもらおうと愛を持って接してくれました。
海やローカルマーケットに連れていってくれたり
BBQをしたり教会で歌ったり・・・
2泊3日という時間がすごく短く感じたけど、
このホームステイには愛がたくさん詰まっていました。
*ピースセミナー*
ホームステイでお世話になったパスター(牧師の意)から、彼のおじいさんが日本人にひどいことをされたお話を聞きました。
日本に対して憎しみを持っていたけど、
日本人への感情が少しずつ変わっていったこと、
愛をもって接しよう、
そして、ホームステイを始めて日本人を受け入れる。
この心持ちに敬服しました。
*モーニングディボーション*
毎朝聖書を読むこと、そのこと自体が新鮮でした。
自分と少しだけ向き合ってこの1日どう過ごすか、
何を想って何を感じてどう行動するのか、
それを考えることができる時間。
それを1日の最初にすることが幸せに生きることにつながるんじゃないかな、と思いました。
*子どもたちとのふれあいがもたらしたもの*
不法移民集落で感じたモヤモヤ、
「子どもの家」の子どもたちにどう接しようか考えていました。
「子どもの家」の子どもたちとも最初は打ち解けられませんでした。
あるとき、追いかけっこをしていました。
何も考えず、子どもに戻ったかのように汗だくになって遊んでいる自分がいました。
自分は考えすぎている。
目の前の子と正面から向き合って
そのときできる精一杯を尽くそう!
そう心に決めてからは肩の力も抜け
自然体で子どもたちと接することができました。
*忘れられないできごと*
全部が素晴らしい想い出、全部忘れられないけど
12日間が凝縮されたできごと・・・
ホームステイ1日目、
キャンパー、ホームステイ先の方などみんなで歌って踊って祈ったあの夜のできごと・・・
国籍、人種、宗教も違い、
言葉もあんまり通じないのに、
みんながキラキラした笑顔でいること。
全力で振り切って歌って踊って
一瞬一瞬を楽しんでいる光景。
なんて幸せなんだろうか、
なんて平和なんだろうか、
この時間がもっと続けばいい、
あらゆる感情が解放されて自然と涙が出ていました。
*みんなの存在を言葉で表すと*
家族 ファミリー 同志 仲間 絆 盟友 心のよりどころ ただいま 逃げ場所
*感じたこと*
言葉がうまく通じなくても
伝えようとする魂を持つこと。
理解しようとする心意気を持つこと。
でも、理解することの難しさも感じました。
12日間で心のよりどころになる仲間、
家族みたいな仲間ができたことに驚き、感動し、
これ以上の仲間に出会えることがこの先あるんだろうかっていうくらい、強い絆で結ばれた仲間ができたことは
人生の最高の宝物です。
キャンプ中、いろんな場面で自分のなかのいろんな感情が自然に解放されていました。
国籍人種宗教生活言語・・・
環境が違っても平和を願い、悩みを持ち、何かに願い、幸せを求める・・・
根本で考えていることは共通していました。
人生とは?
幸せとは?
愛とは?
自分のなかの無形のものを問い直す12日間でした。
*キャンプで意識したホットワード*
「家族」「愛」「希望」「平和」「幸福」「向き合い」
*帰国後の変化と人生への影響*
「子どもの家」に帰りたいっていう気持ちが残っています。
当たり前にあるものや、当たり前にしていることへの見方が変わりました。
感謝の気持ちを抱く割合が増えて
「ありがとう」を伝える回数が増えました。
わたしの回のリーダー"ありさ"が
いつも大切にしている「愛」。
私も「愛」について考え続けています。
そしてそして・・・出会った子どもたちの幸せを
遠く日本からも願い続けたい、
こんな素晴らしい経験や仲間ができることを自分の言葉で伝えていきたい。
その想いから
CFFサポーターとCFF北信越の広報をしています。
*私にとってのCFF*
一歩踏み出すこと、新しいことにチャレンジすることは勇気が必要なときもあります。
このCFFは知る・見る・感じる・見つめる・・・
すべてが初めて尽くしの環境で、感情が解放されて家族みたいな仲間ができる、
人生とは?幸せとは?愛とは?
いろんな価値観の雨が降り注ぐ空間です。
シェアを大切にし、その密度に比例して仲間は家族になっていきます。
あらゆる感情が自然に解放される心地よさを実感できて、個々が様々な違いを持っているからこそ“私”という存在をより鮮明にしてくれる、
そんな魅力が詰まった場所です。
第54回マレーシアワークキャンプ宮川周平
【参加者募集!】ボルネオ島・年越しファミリーキャンプ2018-19
4年ぶり、久々の開催
「ボルネオ島年越しファミリーキャンプ」
のお知らせです!
日本・マレーシア両国における学生、社会人、子ども、
障がいを持っている仲間も、
みんな一緒にワークするボルネオ島年越しファミリーキャンプ。
国籍、人種、文化、年齢、言語…。
様々な違いを持つメンバーでひとつのファミリーをつくり、
働き、支えあい、共に生きることで、
平和で温かな“家族“を築いていきます。
これらを通して、
全ての人がかけがえのない個性を持っていること、
そして誰もがその個性をより良い社会づくりのために
活かすことができるということを実感するワークキャンプです。
今年の年末年始は、大自然に囲まれた
CFFマレーシアで素敵な第二の家族を一緒につくりませんか。
興味のある方はinfo@cffjapan.org
までメールを送っていただくか、
下記の資料請求フォームにご記入くださいね。
https://goo.gl/forms/h3XLlJOw2YDlTl862
基本的には過去参加者、CFFサポーターの方を対象としていますが、
みなさんの知人・友人であれば参加OKです♪
通常プログラムとは異なり、
15歳未満(小学生以上のお子さん)も保護者同伴で参加可能です!
社会人のみなさんも参加しやすい日程かと思いますので、
ぜひぜひご検討くださいね^^
ーーボルネオ島・年越しファミリーキャンプ開催概要ーー
◎日程:2018年12月29日(土)~1月3日(木)(6日間)
※現地集合解散
◎予定内容:
・ワーク(ファミリーファーミングの耕作を予定)
・夜のシェアリング
・ミニスタディツアー(障害者福祉施設、貧困集落、イスラム寺院等)
・「子どもの家」の子ども達とのアクティビティ などを予定
◎費用:64,000円
※参加費には航空券代など含みません
※一人での渡航が不安な方は、下記のグループ予約便を利用して
スタッフと共に渡航いただくことができます。(15席確保済み)
利用航空会社:中国東方航空
< 料金 >
航空運賃:82,600円
成田空港使用料:2,610円
現地空港税:4,910円*
航空保険料・燃油特別付加運賃:7,360円*
航空券手配手数料:5,400円
計:102,880円
*為替レート等により変動します
※お席確保後であっても、航空会社が料金を変更する可能性があります。
料金がアップした場合、追加でご負担いただきます。
◎定員:20名程度(その他マレーシア人も参加します)
※定員に達し次第締切ります。
※最小催行人員5名
◎参加資格:小学生以上の健康な方
※15歳未満は保護者の同行が必要です。
◎事前説明会:10月13日(土)16時~17時半を予定(場所:CFF事務局)
◎資料請求フォーム:https://goo.gl/forms/h3XLlJOw2YDlTl862
もしくはCFF事務局までお問い合わせください。
※資料は基本的にメールで添付させていただきます
子どもたちも一緒に「キャンパー」になる、特別プログラム。
たくさんのご参加、お待ちしています!!
質問などありましたら、お気軽にCFF事務局までご連絡くださいね。
CFFジャパン事務局 (担当:高梨)
メール:info@cffjapan.org
電話:03-5960-4602
CFFフィリピン「子どもの家」の賑やか年越し♪
こんにちは、CFFサポーターの"もつ"こと佐久本奈緒です。
CFFフィリピン「子どもの家」で過ごした年末年始。
子どもたちの多くは里帰りをしていて残っていたのは3人だけでしたが、3人の元気いっぱい・賑やか年越しの様子をみなさんにお伝えいたします♪
12月30日
3人の子どもたちが出迎えてくれました。
ほかの子どもたちは里帰り中。
寂しそうにしてるかなと思いきや、3人ともめいいっぱい元気に遊んでいました。
3人でサンダルを手に装備し追いかけっこしたり、夜のクリスマスパーティー(フィリピンでは1月末くらいまでクリスマスが続いてるそうです)に備えてダンスの練習をしたり…!
驚いたのは、2年前にビジターで行った時に教えた妖怪ウォッチのダンスを覚えてくれていて、その時いなかった子どもたちにも受け継がれていたこと!
その時は1番しか教えなかったのに、3番までバッチリ踊りこなしていました。
クリスマスパーティーでは、村の子どもたちとCFFの子たちが仲良く踊っていました。私たちに、「友達だよ」とか「気になっている子がいるの」と教えてくれ、子どもたちのコミュニティが垣間見えた瞬間でした。
12月31日-大晦日-
この日の夜はみんなで、元CFFスタッフのジェイクさんのお家でディナー!
ジェイクさん一家と子どもたち、CFFスタッフのアテリナとハウスペアレントのジョナとともに食卓を囲みました。
ごはんを食べたあとは、TVのクイズ大会で一緒に盛り上がったり、突然ダンスが始まったり、タガログ語を交えてジョークを言い合ったり、急にスイッチが入ってTVに食いついたと思ったら、じゃれあってきたり、自由な時間をのびのび過ごしました。
帰りは月明かりの元、みんなで手を繋いで帰りました。
帰り道に偶然通りかかったクヤジュン(コミュニティ出身・在住のCFFスタッフ)のトラックの荷台(真っ暗なアイスボックス 笑)に積み込まれ、「子どもの家」まで!
偶然道ばたで知り合いに会うところが、CFF「子どもの家」がコミュニティの中に根付いている証拠だなぁと感じました。
深夜11時30分
爆音と共にはじまるダンスパーティー。
そして、アテリナのキャンディトス(お菓子をアテリナが投げる、子どもたちは全力でとる)を幕開けにはじまった2018年!
車のクラクションを鳴らし、鍋のフタのシンバルとフィリピンコミュニティの花火!
大演奏ではじまったニューイヤーパーティーでした。
フライドチキンにパスタ、マカロニデザートと、深夜に豪華なspecial early breakfast!
デザートはみかんとりんごの早食い競争。
マイケルとオスカーのタレントショー。
続いて「bring me〜」(私に○○持ってきて)ゲーム。
葉っぱにはじまりクヤジョナ連れてきて〜まで、タガログ語しかわからない子どもたちとも大爆笑の一夜でした。
2018年1月1日
寝正月を過ごし、午後からは私たちが考えてきたアクティビティ!
トイレットペーパーの芯を使った工作にチャレンジ。
万華鏡やネックレス、クラウンを作成しました。
普段はまとめ役のビバリーも、この時ばかりは我先にと、好きなビーズやカラーを選んでいました!
お手本とはちがう彼女のセンスを活かした作品に仕上がりました。
(ビバリー作成)
そしてそれを見て真似するオスカーとマイケル。
新しいものを見せるたびに、wowと大興奮のマイケルとマイペースにずっと色を塗ったり紙を切っているオスカー。
3人ともそれぞれ好きなものを作って最後はクリスマスツリーに飾ってくれました。
1月2日
そして子どもたちみんなが帰ってくる2日。
家族に見送ってもらっていたので、別れ際が悲しくて涙を流す子もいたり、思い出して泣く子もいたり。
今まで見たことのない表情をする子も。
しかし、子どもたちのハグやキス、ダンスにむかえられ、少しずつ少しずつ笑顔を取り戻してきました。
故郷にいる家族、CFFの家族、それぞれの家族から大きな愛を受け取りながら互いに育ちあっていることを感じました。
11日ぶりに大人数でむかえた食卓。互いにちょっかい出したり真似したり、笑いあったり。とてもとても穏やかな時間でした。
私が初めて参加したのが5年前。
やんちゃだったサイラもジェロームもいまや最年長。
続くエラもラミルも身長もグッと伸びて大人っぽくなっていました。
今回のビジターを合わせて5回来ていますが、来るたびに子どもたちの成長に驚かされます。
また次行くときにはどんな風に変わっているのか楽しみです!
最後にみんなで集合写真★
CFFフィリピン「子どもの家」の賑やか年越し♪
こんにちは、CFFサポーターの"もつ"こと佐久本奈緒です。
CFFフィリピン「子どもの家」で過ごした年末年始。
子どもたちの多くは里帰りをしていて残っていたのは3人だけでしたが、3人の元気いっぱい・賑やか年越しの様子をみなさんにお伝えいたします♪
2017年12月30日
3人の子どもたちが出迎えてくれました。
ほかの子どもたちは里帰り中。
寂しそうにしてるかなと思いきや、3人ともめいいっぱい元気に遊んでいました。
3人でサンダルを手に装備し追いかけっこしたり、夜のクリスマスパーティー(フィリピンでは1月末くらいまでクリスマスが続いてるそうです)に備えてダンスの練習をしたり…!
驚いたのは、2年前にビジターで行った時に教えた妖怪ウォッチのダンスを覚えてくれていて、その時いなかった子どもたちにも受け継がれていたこと!
その時は1番しか教えなかったのに、3番までバッチリ踊りこなしていました。
クリスマスパーティーでは、村の子どもたちとCFFの子たちが仲良く踊っていました。私たちに、「友達だよ」とか「気になっている子がいるの」と教えてくれ、子どもたちのコミュニティが垣間見えた瞬間でした。
12月31日-大晦日-
この日の夜はみんなで、元CFFスタッフのジェイクさんのお家でディナー!
ジェイクさん一家と子どもたち、CFFスタッフのアテリナとハウスペアレントのジョナとともに食卓を囲みました。
ごはんを食べたあとは、TVのクイズ大会で一緒に盛り上がったり、突然ダンスが始まったり、タガログ語を交えてジョークを言い合ったり、急にスイッチが入ってTVに食いついたと思ったら、じゃれあってきたり、自由な時間をのびのび過ごしました。
帰りは月明かりの元、みんなで手を繋いで帰りました。
帰り道に偶然通りかかったクヤジュン(コミュニティ出身・在住のCFFスタッフ)のトラックの荷台(真っ暗なアイスボックス 笑)に積み込まれ、「子どもの家」まで!
偶然道ばたで知り合いに会うところが、CFF「子どもの家」がコミュニティの中に根付いている証拠だなぁと感じました。
深夜11時30分
爆音と共にはじまるダンスパーティー。
そして、アテリナのキャンディトス(お菓子をアテリナが投げる、子どもたちは全力でとる)を幕開けにはじまった2018年!
車のクラクションを鳴らし、鍋のフタのシンバルとフィリピンコミュニティの花火!
大演奏ではじまったニューイヤーパーティーでした。
フライドチキンにパスタ、マカロニデザートと、深夜に豪華なspecial early breakfast!
デザートはみかんとりんごの早食い競争。
マイケルとオスカーのタレントショー。
続いて「bring me〜」(私に○○持ってきて)ゲーム。
葉っぱにはじまりクヤジョナ連れてきて〜まで、タガログ語しかわからない子どもたちとも大爆笑の一夜でした。
2018年1月1日
寝正月を過ごし、午後からは私たちが考えてきたアクティビティ!
トイレットペーパーの芯を使った工作にチャレンジ。
万華鏡やネックレス、クラウンを作成しました。
普段はまとめ役のビバリーも、この時ばかりは我先にと、好きなビーズやカラーを選んでいました!
お手本とはちがう彼女のセンスを活かした作品に仕上がりました。
(ビバリー作成)
そしてそれを見て真似するオスカーとマイケル。
新しいものを見せるたびに、wowと大興奮のマイケルとマイペースにずっと色を塗ったり紙を切っているオスカー。
3人ともそれぞれ好きなものを作って最後はクリスマスツリーに飾ってくれました。
1月2日
そして子どもたちみんなが帰ってくる2日。
家族に見送ってもらっていたので、別れ際が悲しくて涙を流す子もいたり、思い出して泣く子もいたり。
今まで見たことのない表情をする子も。
しかし、子どもたちのハグやキス、ダンスにむかえられ、少しずつ少しずつ笑顔を取り戻してきました。
故郷にいる家族、CFFの家族、それぞれの家族から大きな愛を受け取りながら互いに育ちあっていることを感じました。
11日ぶりに大人数でむかえた食卓。互いにちょっかい出したり真似したり、笑いあったり。とてもとても穏やかな時間でした。
私が初めて参加したのが5年前。
やんちゃだったサイラもジェロームもいまや最年長。
続くエラもラミルも身長もグッと伸びて大人っぽくなっていました。
今回のビジターを合わせて5回来ていますが、来るたびに子どもたちの成長に驚かされます。
また次行くときにはどんな風に変わっているのか楽しみです!
最後にみんなで集合写真★
Hopeless to Hopeful ~CFFマレーシアコンサート報告~
こんにちは!
第16回マレーシアスタディツアー参加者のみうみです🌺
16年春にマレーシアスタディーツアーに参加して、そこからちょこちょこMCPでも活動させて頂いています。
(※MCPは、フリーマーケット等で資金を調達しマレーシアで暮らす移民の子どもたちの支援を行っている国内活動のひとつです。
CFFマレーシアの石鹸も売っています!気になる方は是非連絡ください)
今回は、11月に行われたCFFマレーシアのコンサートについて報告させていただきます!
2年ぶりに行われたCFFマレーシアのコンサート。
今回はなんと弦楽器の演奏も行うとのこと🎻
わくわくしながら会場へ向かうと、想像の何倍も大きなホールが!
今回のコンサートは収容人数2000人の大ホールで行われました!
帝国劇場より人が入るホールですよ!CFFマレーシア、凄い!
そんな規模埋まるのかな、なんて勝手に思っていたのですが、ミュージカル開演時には8割以上埋まっていました!
これだけの人がCFFマレーシアを支援してくださったり、関心を持ってくださっていると考えると、胸がいっぱいになります。
キャンプでホームステイをさせて頂いているおうちの方々や、
CFFマレーシアで働いていたスタッフの方々も見に来ていましたよ!
ミュージカルの前にCFFマレーシア代表の安部さんがスピーチをしたり、
CFFマレーシアの支援者の方々へお礼が贈られたり、
CFFマレーシアやCFFミャンマーのグッズ紹介が行われたりしました。
CFFグッズが購入できる休憩時間を挟み、いよいよミュージカルへ!
〜〜〜〜〜
【「HOPELESS to HOPEFULL」 ストーリー(パンフレットより)】
田舎で幸せに暮らしていた兄(リッチー)弟(ジャーラン)妹(ヒカリ)。
家族と幸せに暮らし、人生はいつでも素晴らしいと信じて疑わなかった彼らですが、両親の死をきっかけに、一時的に離れ離れに暮らすことになります。
リッチーは同じ田舎の村に住む親戚の家へ、
ジャーランは別の田舎の村に住む親戚の家へ、
ヒカリは街に住む裕福な親戚の家へと預けられました。
引き取る時から嫌そうにしていた親戚達は、彼らのことを1日中こき使い過酷な状況へ追い込みました。
彼らは夜になると月を見上げながら「いつかまた3人で会えますように」と願い、「きっとどこかで誰かが私達のことを見ていてくれる」と信じて働き続けます。
しかし暫くして、子どもたちはこの過酷さに耐えきれず失望(HOPELESS)してしまうのでした。
ある日、別々の村に住むリッチーとジャーランが偶然出会います。
そして二人は、過酷なこの状況から抜け出し、街へ出て妹を探そうと決心するのです。
やっとの思いで街にたどり着き、同じく過酷な環境から抜け出したいと思っていた妹と出会えた彼らは、再び3人で共にいられることを喜びあいます。
ただ、この幸せも長くは続きません。
お金を持たない3人は、街で生活することはできませんでした。
何日もまともに食事が取れず、お腹が空き、汚れまみれになってしまった3人。
彼らは疲れ果てて寝てしまうまで、お互いの腕の中で泣き続けました。
しかし、「僕らがいつも一緒でありさえすれば、僕らの夢が死ぬことはない」という希望を持ち、「喜びの歌」を歌ったのです。
その後、3人は不思議な力に導かれ、彼らに【尊敬】と【尊厳】を与えてくれる家に導かれます。
その家こそ、真の「喜び」に満ち溢れた家なのです。
彼らはそこで暮らし、再び希望に満ち溢れた日々(HOPEFULL)を過ごすのでした。
〜〜〜〜〜〜
ミュージカルの最後、CFFマレーシアの最年長であるマクスウェルが
「かつての自分はこの物語のように酷い環境で暮らしていた。
CFFマレーシアで暮らすようになってから心に平穏が生まれ、自分の人生には沢山の選択肢があること、声を発する権利があること、そして拒否する権利があることを知った。将来弁護士になってかつての自分と同じような境遇の人々を救いたい」
と自身の経験と将来の夢を語ってくれました。
そして、
「CFFマレーシアに来て、“希望”の本当の意味がわかった。
裕福でも貧しくても、希望そのものはこれまでの背景で自分を判断しない。
もし愛がなければ希望はあり得ない。
僕は愛されているからこそ、今、希望を持っています。」
という、本当に素敵な言葉でスピーチを締めてくれました。
スピーチを終え、チェロをセットしたマクスウェルは一人で「喜びの歌」を弾き始めます。
すると、あとに続くようにCFFマレーシアの子どもやハウスペアレント達が客席で演奏を始め、行進をしながら舞台にやってきました。
ミュージカルに出ていた3人も衣装替えを済ませ舞台に戻り、最後は全員で「喜びの歌」を演奏していました。
とても長くなってしまいましたが少しだけ感想を!
ストーリーは以上の通りなのですが、
所々で挟まれる映像がCFFマレーシアや「子どもの家」がある町で撮影されたもので懐かしい気持ちになったり、
子どもたちの歌声が本当に素敵だったり、
日本の教会からの参加者による賛美フラが観れたり、
子どもたちの演奏から一生懸命さが伝わってきて泣きそうになったりと、
感情を揺さぶられるポイントが沢山ありました。
そして何より、演じたり演奏をしたりしている子どもたちは勿論ですが、
観終わった後のお客さんの笑顔も表現しきれないくらい幸せそうで感動しました。
子どもの成長を感じて喜んでいる人、CFFマレーシアの軌跡や可能性を感じてワクワクしている人...
抱く感想はそれぞれ違うと思うので、お近くに今回のツアー参加者がいらっしゃれば是非聞いていただければと思います。
終演後、CFFマレーシアと日本人ツアー参加者とで1枚📷
本当に素敵なコンサートでした🌟
早くも次のコンサートの時、CFFマレーシアはどうなっているのかな?子どもたちはもっともっと大きくなっているのかな?などと考えてワクワクしています!
ミャンマースタディツアー活動レポート!!
こんにちは!第1回ミャンマースタディツアープログラムリーダーのひよりんです!
今日は、9/12-18で開催された記念すべき、第1回ミャンマースタディツアーについてお伝えしたいと思います!
ツアー前半はミャンマーを知ることから!ということで、
民主化運動に関する博物館で、
当時の人々が命がけで残した映像を見たり、
実際に当時、学生デモの先頭に立っていた方からお話を聞いたりしました。
それを通して、命がけで自分たちの国を変えようと戦った人々の「強い想い」を感じることができました。
他にも、ミャンマーの人々の多くが信仰する仏教を知るため、仏教僧院に行って、仏教の考え方やお坊さんや尼さんの生活を学びました。
ツアー中盤は、ミャンマーの子どもたちとたくさん触れ合いました。
子どもたちの背景には、民族紛争で親を亡くしていたり、スラム街で苦しい生活をしていたりと、それぞれ抱えるものがあります。そんな子どもたちとの限られた時間で、参加者のみんなは目の前の子どもたちと向き合い続けました。
アクティビティが終わった後、子どもたち一人一人と握手をする時間がありましたが、子どもたち一人一人に目線を合わせて「楽しかったよ!ありがとう!」という想いを互いに伝え合えている様子を見て、短い時間だったけど、子どもたちと私たちが互いに、笑顔や前向きになる気持ちを、一緒に築くことができた、そんな時間だったと信じています。
そして、ツアー最終日には「Sharing Love」のスクールの壁に6日間通して触れ合ってきた、ミャンマーの子どもたちに伝えたい想いを壁に込めて、ペインティングをしました。
- 「Sharing Love」とは、CFFの大事なカウンターパートであるユアマ協会(略称YBC)の社会奉仕活動の1つで、平日にはスラムの一角で幼稚園、小学校のスクールを開いています。
また、毎週土曜日には「子どもらしい時間」を過ごしてもらうことを目的に、歌やダンスなどのアクティビティを実施し、その後お昼ご飯を提供する活動もしています。
「子どもたちが明るい未来を歩いていけますように。子どもたちがたくさんの人から愛をもらうことを知ったように、たくさんの人に愛を与えられますように。」そんな想いを込めました。
7日間という短い期間でしたが、その一瞬一瞬の出会いに想いを込め、現地の人々に私達の想いを伝えられた、そんなツアーになったと信じています。
第1回ミャンマースタディツアープログラムリーダー 村山ひより